2016年2月27日土曜日

★結局「数の論理かよ!。」的な考察★

こんにちは。
いよいよ我々神楽亭、3月2日に今年の初ライブを秋葉原の秋田犬さんで行います。
ここ1ヶ月程は色々知人のライブも見つつ二人になってからのアレンジの直しやら新曲の構成やらろくに風呂とかにも入らず髭は伸び放題で、しかして酒だけは毎日飲むというじつに悩ましい怠惰な日々であります。

さて、来るべき参院選に向けて与野党の攻防戦に拍車がかさってます。甘利さんの「口利き献金問題やら育休議員の不倫やら自民党にとっては不利に働くような問題を文春さん辺りが色々提示されまして、改めて文春のネタ収集の凄さと自誌を売ることへの節操のなさには、呆れと同時になんか少し怒りも覚えます。


甘利さんの問題では、口利きを頼んだ建設会社の経理担当の存在が全くのグレーで姿を消し、最終的には甘利サイドを揺すり切れずに文春にネタをリークして金を受け取るカタチで終わちゃいました。検察当局の今後の行方を待ちたいです。不倫議員ももう散々マスコミに叩かれ、政治生命は絶たれたと言ってもいいでしょうけど、アレ、偉いのは奥さんですよね。手前の旦那の恥より今後の政権においての自分の立場をしっかり世間に示したというところでは、毅然としていて実に立派だった気がしますよ。


それにしてもこれだけ道徳に反した事をやらかしている与党にもかかわらず、民主党を始めとする野党側のパッとしないのは、やはり国会での政策についての論議よりもつまらない事の揚げ足取りに躍起になっている感がどうしてもしてしまうんですね。野田さんと安倍さんの「旧現総理対決」では、野田さんの迫力に押されオロオロ気味の安倍さん…なかなか見応えがありましたが。(笑)


そして遂に民主党のマスコットキャラクター「みんしゅくん」の失業問題(笑)に始まる連立・新党結成という、半ば「おざなり」で新鮮味のない事態となってきました。鈴木さんという民主党の女性議員は、「イデオロギーの異なる党との連立には反対。」と、離党しましたが、今後は自民と協力していくとの発言にはイデオロギーよりも参院選に向けての自己保身なーんだろうなー、としか思えません。七月まで増えるんでしょうね。(笑)岡田民主党代表の発言もなーんか「政策よりもイデオロギーよりも数だ!」としか聞こえないんですよね、どーしても。これじゃホントに「みんしゅくん」が可哀想です。(笑)


しかし、自民党には更に真摯に慎重に謙虚な政権運営を望んでいますよ。
高齢者社会への法整備と対応、「安保法制」施行に対しての外交、原発問題の解決に向けての益々の前進(廃炉という選択も入れての)等々、山積みですよ。子供を増やすためのの政策も。


「質」なんですね「数」より、
やはりね。



2016年2月21日日曜日

★NHKの新・映像の世紀第5集を観てからの考察★

facebookの書き込みを見ていましたら、
「今日21:00からNHKでビートルズやストーンズやボブ・ディランが出る!」との書き込みが多かったので、てっきり「ヤング・ミュージック・ショウ」の特番でもやるのかな?と、思っていましたら「NHKスペシャル新・映像の世紀第5集」で、革命とカウンター・カルチャーについての項でした。

あの番組は、映像を通じての歴史を振り返る番組なわけですけれど、
今回の「革命とカウンター・カルチャー」を観て、皆さんどうお感じになられたんでしょうかね。ワタクシはやはりロック・ミュージックは革命の一要因ではなく、時の権力者やメディアに振り回された「道具」だったのではないか?と、いう気持ちを禁じ得ませんし、時の権力者と革命を目指す若者がいる限り、戦争はなくならないんだなということを、改めて実感しました。

チェ・ゲバラは、確かに純粋に時の権力者と戦い、正に奇跡の「キューバ革命」を成し遂げ、ロックミュージシャン達からは反体制のアイコンのひとつなわけですけれど。


しかし権力側の人間というのは、直接的暴力という革命をして何かを変えようという考えではなく、ずるがたく外堀から埋めて行こうとするのですね。ゲバラはキューバと同じことがボリビアでも起こせると信じて同じような行動を取り、用意周到に狙っていたCIAを始めとする資本主義陣営から殺害されました。


その頃中国では内戦が終わり共産党が独裁すると、鄧小平ら「実務派」がある意味資本主義的なシステムで国を運営して行こうとします。内外との戦争から国を復興させるには一番早い方法だと考えたわけです。しかし、毛沢東は自らの権力が移行してしまう事を恐れ、またキューバ革命を上手に取り入れて「鄧小平らが行っていることは、共産主義の堕落だ!。」とこれを粛清してゆき、毛沢東体制を確固たるものにしていくわけですね。


では、現在の中国はどうでしょう?
共産主義という名のグローバル経済、貧富の格差の広がりなど、もしあの時毛沢東が自分の権力に固執せずに「実務派」に任せていたならば、中国はもっと早く外交の成熟した国になっていたかもしれませんし、或いはソ連と連み世界の覇権を握る恐ろしい国になっていたかもしれまん。つまりは、毛沢東は自分の独裁だけを願ったそこまでの人で、或いはギリギリで秩序が保たれている現在では、それに貢献している人かもしれません。


パリの学生達の大失敗は、ゲバラと毛沢東を同じくくりにして、平和と自由のために運動を展開し、世界中の学生に広めてしまった事です。ゲバラには生きてて欲しかったです。


日本では、共産党の息がかかった歪な学生運動となり連合赤軍、またその後の日本赤軍など現在の社会では余り意味のなくなったテロリスト集団を生み出してしまいました。実は、ワタクシのオヤジなどは「浅間山荘」までの学生運動には、有る意味同情的な感情を持っていたらしいんですね。(苦学生に対する学校側の不正等には。)しかし「浅間山荘」での、「結局世間に迷惑をかけてしまったという」一般的な感情には勝てなかったんですね。世間も一気に学生運動には冷めていきました。


では、今どうなんでしょうか?
此方側での報道ではISというのは、旧イラク軍の残党だからスンニ派で…。
みたいなくくり方をされていますが、大量破壊兵器を大義名分に戦争を仕掛けてきたアメリカに対して、そんなものは初めからない事を知ってて義憤に燃え、アメリカに対して革命を起こそうとしているチェ・ゲバラのような集団だとしたら?


SEALD'sの学生諸君は今。
IS側につく勇気がありますかねー?(笑)
ないほうがいいんです。
情報ってのはいつも、
少し歪んだカタチで出てくるんもんですから。


ビートルズも、
ストーンズも、
ボブ・ディランも、
そこの真実は解らなかったんでしょうから。

2016年2月18日木曜日

★人の振り見て我が振り直せな考察★

こんにちは。
「三寒四温」なんていうのがありますが、
ここ何日間でも、冬らしい「締まった空気」を感じる時と春めいた「デレーっとした空気」を感じる時がまたきました。「またきました。」=生きている証しな訳なんですね。
ワタクシの生まれた故郷は冬の厳しい東北のある街ですから、あの頃「デレーっとした空気」を感じられる様になると、やはりなんかミョーに嬉しくなったものですけど、もはや故郷で過ごした時間より東京での暮らしが長くなりますと、この「デレーっとした空気」がまた「下から来るアスファルトの熱気」に耐える毎日になっていくのかと、なんか少し憂鬱な気分になるんですね。ま、歳を取ったというのもあるのでしょうけど、今は「アスファルトが縮まってゆく」初冬の辺りが何故か好きだったりします。夜型なのですね、やはり。


さて、音楽をやっている立場上いろんな方の音楽を聴く場面があるわけですが、
それはもう「産みの苦しみ」と「努力」の賜物の数々に日々感嘆しています。上京したての頃は、今みたいにインターネットなんてものはありませんでしたので、休みの日になると本屋さんで「ぴあ」を購入し情報を得て、ライブハウスをハシゴしました。「ぴあ」のライブハウス欄にはバンドの名前が書いてあるだけでしたので、例えば「サンディニスタ」なんてバンド名だったら、「The Crash好きなのかな?」なんて考えながら行って観たらその通りで嬉しかったり、「マイ・ジェネレーションズ」なんてバンド名だったりすると、「これはもう絶対The WHO大好きでしょ?」なんて行って観るとテクノカットしたディーボみたいなバンドでハズして哀しかったり…。(笑)


その「一喜一憂」を繰り返す中で、
必ずしも自分の好みではない音楽にも触れ、ハズしのない贔屓のライブハウスを支持して、バンドを始めるとそのライブハウスに出ることを目標として、「ぴあ」のその店の欄に自分のバンドの名前がクレジットされた時には、飛び上がったものでしたよ。あの頃のチカラ青年の瞳は、ターコイズのように美しかったのです。今は限り無くオッサンの澱みの深みを増しておりますが…。


そう、サンオツになる。
自分がサンオツになるということは、同じターコイズの瞳をしていた麗しの仲間達も皆サンオツになるわけですので、その日暮らしに嫌気が差してギターを肩からはずし、中には憧れていたライブハウスに就職したりして、しかもいい役職についたりしちゃったりして美味いものを食い、適度に責任を任される。結婚したぐらいにして子供もできると守らなければいけないものも増える。それが増殖していくと、昔はゴミのような扱いを受けてきた事はコロリと忘れ、海のものとも山のものともわからない若者のバンドマンごときをですよ、他店に移られる事を恐れ「ウチのアーティストさん達は…」などと呼び、ほホイホイ持ち上げてたりします。(笑)


しかしですよ。
最近またロック系のライブハウスで観る機会が少し増えましたが、
店内が恐ろしく綺麗になってて驚きました。昔はスタンディングの客席の床はタバコの吸殻であふれてたものでしたが、分煙になってたりします。しかも、半ば蔑まれていた「海のものとも山のものともわからない」最近の若者なんですけど、
ルックスもテクニックも素晴らしいです!。「アーティストさん」と呼ばせて下さい!(笑)

「人の振り見て我が振り直せ。」
日々勉強なんですよ。

2016年2月16日火曜日

★スマホ時代からのブログ再開&なーんかもろもろ行事についての考察★

こんにちは。
久しぶりにブログを再開しました。
前にブログを書いていた時はパタンコのガラ携全盛の頃でしたから、スマホが浸透してきた現在と比べれば、いやはや時の移ろいはホント早いもんです。因みに私は今も電話はガラ携なんですけれど、タブレットという3・4年前には考えもできなかったモノを所持し、テレビのない自宅部屋なもんですから、日々これで情報を得ているわけです。また、前のブログを書いていた時には、ツィッターやFacebookなんかの事を「こんなものは、体のいい出会い系サイトのようなもの、犯罪とか起こらないことを切に祈る。」とか、半ばスマホを所持している方々に「恨み節」のような書き込みをしていましたが、遂にfacebookは始めてしまい、ほぼ中毒患者化しました。犯罪を起こさないように祈ってください。(笑)
とにかく再開ということで、宜しくお願い申し上げます。


さて、「行事」というお題を考えてみました。
先日もバレンタインデーというのがありましたが、もう50代に突入しおおよそ女性との関わりも無くなってくると全く無縁な「行事」となりました。世間と積極的に関わることに、ものすごい倦怠感を感じているっていうのもあります。このバレンタインデーっていうものは大分浸透した感なんでしょうね。セクハラとパワハラの温床になりかねない「義理」と「本命」の嵐が、オフィス街や学校とかで吹き荒れているのでしょうか、今年も。


バレンタインデーって、なんか小学三、四年生位の頃(1973・4年頃)突然始まった感があるんですね。放課後、女子が急にソワソワし出した感があるんですよ。アレなんだったのでしょうか?なんか少女漫画なんかで流行ってたんですかね?その前には全くなかった気がするんですよ。チョコレートって、田舎の餓鬼には高級品でしたから貰った時はうれしかった気持ちが確かにあります。クリスマスでケーキ食べるみたいな…。

それから数年して今度はホワイトデーってのがまた突然やってくるわけですが…。
コレ浸透してますかね?ワタクシ個人的には渡した事一度もありません。また、バレンタインデーはチョコってことにほぼ定着してるわけですけど、調べてみるとホワイトデーには、「クッキー、マシュマロ、他のプレゼント、現金等。」急に現実味のある贈り物になっちゃうんですね。現金って…、なんか愛人契約みたいでヤな気分です。(笑)


バレンタインデーというのは、遡ると古代ローマ時代あった儀式的なモノが発祥しているそうですが、ホワイトデーは完全にもう大手デパートの戦略でしかないんでしょうね。だって、「他のプレゼント・現金等。」ですから。男はつらいですね、やはり。


さて、最近「恵方巻き」というニュー・カマーがやってきました。
関西からやって来た「行事」と言われてますけど、もはやズル堅い大人となってしまいましたし、もともと東北出身なワタクシですから若者の言葉を使わせていただけるなら、
「ガン無視」させていただいております。セブン・イレブンさんが「恵方巻きを流行らせたのはウチだ!」と鼻息荒く言われてもですね、だいたい太巻きをまるかぶりして「オエッ」となっているオトナを見たくありませんし、見せたくないです。一説には関西の花柳界で芸者さんに太巻きを男根に見立てて(男根という言葉に抵抗を感じています。)食べさせる遊びから始まったらしき云われもあるらしいじゃないですか。


ちゃんと切った海鮮巻きなんかで、一杯やる。
ま、これはワタクシの「日常」でありまして、
晩酌という名の「行事」でもありたいのです。