2016年3月11日金曜日

★持続することについての考察★

お疲れ様です。
我々神楽亭、
急遽ライブが決まりました。ワタクシが住んでいる八王子という街にSKY DOGというお店があります。SKY DOGと言えば、言わずと知れたあのデュアン・オールマンのニックネームなわけなんですけど、ここのお店は地下にあるんですよ。その地下への階段をぐるりと回ると、なーんかデュアン先生がソファーにもたれてレスポールをスライドしていそうな…、そんな空間が広がります。 本当はマスターの水取さんがお客さんのいない時、アコギを爪弾きながら「龍馬がゆく」を読んでいらっしゃるそうですが。(笑)


なにしろ実にアット・ホームな雰囲気のお店なので、みなさん是非お越し下さい。3月18日金曜日です。我々神楽亭20:00と21:00に2ステージ演奏致します。投げ銭ライブですが、本当に投げると痛い硬貨等ではなく、なんかこう、少しヒラヒラとしたですね…投げても痛くないものでお願いしたいなと…(笑)宜しくお願い致しますー。


このライブが終わりますと、なんかSKYDOGさんは移転をするらしいのですが、
お店を継続・持続するという事は、やはり並大抵のことではできないんだと思いますよ。
まず「お店を持ちたい」と考えても、何もなければ資金を作るところから始めなければなりませんから、取り敢えずはよそで働くなりバイトするわけですよね。働きながら自分の店に夢を膨らませる時間が唯一の楽しみなんでしょうね。



そして遂に開店資金がたまり、物件も決まって内装工事も出来上がり晴れて開店!
オープン当日は知人が集まり賑やかに終了した後は、自分の考えが間違っていなかったの
か?を想いつつ新規のお客様、というか新しい出会いをじっくりと待つ時間が始まるのでしょうね。そうして少しづつ自分のお店を理解してくれる人間も増え喜怒哀楽を繰り返し、自分のスタイルがその地域に根付いてやっと名店とか老舗なんて言われていくのでしょう。


また、ここまでくるのに何十年かの時間が流れるんですよね。
何でもそうだと思うんですけど、「プロになる」ということは宣言するのは簡単でも、それを持続させる事に物凄い労力がいるのだと、周りを見れば毎日そんなことばかりですよ。ワタクシの知り合いでも、お店を維持して行くために他の仕事をしている人が沢山います。でも必ず思うことは、一見「やりたくない仕事」をしているようでも、そこには失いたくないものへの熱情みたいな事を感じますし、皆さんそれを楽しんでいるように見える。「そんなものは初めから織り込み済みだ。」的な感覚をおぼえます。そうして人間としても、一流になってゆくんだなと感じます。


頭が上がりませんよ。



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